モンテベルデのナイトツアー
2024年12月24日
先日は、コスタリカの人気観光地、モンテベルデでナイトツアーに参加をしてきました。
ナイトツアーはコスタリカで人気のアクティビティの一つで、昼間はじっと隠れているヘビやカエル、
タランチュラやサソリ、昆虫、夜行性の哺乳類等を観察する良いチャンスです。
標高1400mを超える山岳地帯に位置するモンテベルデのナイトツアーでは、アレナルやサラピキ等の
熱帯低地とはまた違った生き物を観察することができます。
今回は、そんなモンテベルデのナイトツアーで出会った生き物たちの一部をご紹介します!
➀クサリヘビの仲間
英語で「Side-Striped Palm Pitviper」と呼ばれるクサリヘビの仲間で、その名の通り、脇腹の部分に
黄色っぽい線があり、一生のほとんどを樹上で過ごします。マムシヤハブと同じクサリヘビの仲間なので、毒はありますが、
人が死ぬほどの強い毒性はないようです。成体は写真のような美しい緑色ですが、生まれてから1か月ほどは茶色で、
成体とは全く異なる見た目をしているそう。
➁カエルの仲間
英語で「Rufous-eyed stream frog」。アマガエル科の仲間で、英名の通り、赤い目をしていて、川や渓流沿いで見られます。
コスタリカの山岳地帯のみで見られる固有種です。その他にも写真には撮れませんでしたが、数種類のカエルを観察しました。
③ナナフシの仲間
体にコケを生やし、見事に擬態したナナフシの仲間。モンテベルデはコケが多いので、
このようなコケに擬態した昆虫もいます。
④お休み中の野鳥
写真はチャイロカケスという種類の鳥で、日中は「ピアーピアー」と聞こえる甲高い声で鳴きますが、
寝ている時はとっても静か。この日は見れませんでしたが、運が良ければ、寝ているトゥーカンも見られることがあります。
⑤夜行性の哺乳類
モンテベルデのナイトツアーでよく見られるのがこのキンカジューという樹上性のアライグマの仲間です。
生活のほとんどを樹上で過ごし、主に果物や花の蜜等を餌としています。
こちらはコスタリカの人気者「ホフマンナマケモノ」、コスタリカに2種類生息しているナマケモノの1種で、
夜に活動することの多いタイプのナマケモノです。
真っ暗な森の中を、懐中電灯だけを頼りに歩く経験は、日中の森歩きとは全く違った感覚ですので、
モンテベルデで夜、時間のある方はぜひ参加してみてください!
ゴジツアーズスタッフ 山添裕太
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