世界で最も生物活動の活発な地域がコスタリカに その②
2026年8月5日
Hola(オラ)!ゴジツアーズ現地スタッフのアンドレアです。
今回は、世界的にも有名な雑誌「ナショナルジオグラフィック」にて、
コスタリカの南部にあるオサ半島の地域が、「世界で最も生物活動の活発な地域」に
選出された記事を3回に分けてご紹介します。
今回は2本目の記事となります。1本目の記事は下記のリンクよりご覧いただけます。
ゴジツアーズ通信 世界で最も生物活動の活発な地域がコスタリカに その① – ゴジツアーズ
原文を読まれたい方は、以下のリンクからどうぞ。
El área biológicamente más activa del mundo está en Costa Rica
オサ半島(Osa Peninsula)はコスタリカの太平洋側南部に位置する半島で、
地球上の全生物種の2,5%がこの小さな半島に生息しているといわれており、
特に有名なコルコバード国立公園の他にも、様々なスポットがあります。
今回はその一部をご紹介します。
②Palmar Sur(パルマール・スール):
オサ半島への入り口にある小さな町で、もともとはユナイテッドフルーツ社(現チキータ・ブランズ・インターナショナル)
世界有数の果物栽培・輸出会社がバナナの大規模プランテーション開発を行ったことにより発展した町です。
今も、全盛期から規模は小さくなったものの、バナナ農園が多く、ユナイテッドフルーツ社時代の建物や教会等の名残も見られます。
町の横をグラン・テラバ川(Río Grande de Terrabá)が流れており、肥沃な大地を有する地域でもあります。
この町の近くには、ディキスの石球という西暦300~800年の間にこの地域で栄えた先住民によって作られた
ほぼ新円に近い球形の石球が大小合わせ計200個以上見つかっている遺跡がいくつか見つかっています。
2014年には数か所の遺跡をまとめて、ユネスコ世界遺産にて「ディキスの石球のある先コロンブス期首長制集落群」という
名称で登録されています。
この石球が見つかった背景にもユナイテッドフルーツ社は関係していて、1930年代、もともと
カリブ海側で大規模なバナナのプランテーションを行っていた同社ですが、バナナの疫病が流行し、
収穫量が減少したことにより、新たなプランテーションの地として、オサ半島のエリアが選ばれ、
森を伐採し、バナナの輸送用の鉄道網の設置や港の建設等が進められていきました。
森を伐採し、土を掘り起こす中で地中に埋まっていた石球が見つかり、そこから同地の考古学研究が始まっていきました。
現在は、石球や先住民の居住地跡の残るエリアはコスタリカ国立博物館によって管理、運営されており、
複数あるサイトの中で、「フィンカ・セイス(Finca 6)」には石球や先住民時代の歴史、文化が展示されている
博物館の他、オリジナルの石球、その他、海外に持ち出された後にコスタリカ国立博物館が回収してきた石球が
屋外展示されています。
フィンカ・セイスの様子が分かる写真を何枚かご紹介します。





オサ半島では、豊かな自然だけでなく、コスタリカの歴史や文化を
学べる場所もありますので、ご興味のある方はぜひ訪れてみてください。
今回も記事をお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、Hasta luego(アスタ・ルエゴ)。
文章作成:アンドレア・リベラ・バルガス
翻訳及び写真提供:山添裕太