大宮駅で見つかった私のリュック。 Amazonの購入履歴からカバンの写真を見せ、中身の40万円やノートPCの特徴を伝えると、無事に本人確認が取れた。 それにしても、日本という国はつくづく特別な場所だ。私が25年ほど住んでいたコスタリカなら、あのリュックは発車後3分で異次元へ消え去り、二度と戻ってくることはない。あの大自然は素晴らしいが、人間社会はそれなりというか、かなり泥棒が多い。改めて、この国の治安の良さを心からありがたいと思った。 「今から大宮まで取りに来られますか?」と駅員に聞かれたが、これから世界一周のフライトが待っている。わざわざ戻る選択肢などない。免許証の住所に郵送してもらう手続きを済ませた。 駅員さん曰く、「バッグが妙に薄汚くて不気味だったので、誰も触りたがらなかったのが勝因かもしれません」とのこと。それは……まあ、否定できない事実である。 確かに、こんなゴム製(防水)の薄汚れたバックが座席にポツンとのっていたら不気味。 結局、手元に残ったのはパスポート、財布、スマホ、ワイヤレスイヤホンだけ。だが、幸いにも着替えや湯沸かし器、インスタント食品などは、前もって別送で成田へ送っていた。一眼レフカメラはスマホで代用できるし、PC作業は信頼できるスタッフに全振りすればいい。金がなければカードで引き出せばいい。 そう視点を切り替えれば、ただの「荷物紛失事件」も「究極の身軽な旅」に変わる。 というわけで、小さなリュックと小さなバッグだけを携えて。いざ、行ってきます。 <前回の日記 次回の日記> 過去の日記へ
【ちょっとしたお知らせ。】 2026年7月5日 いつもご覧いただきありがとうございます。 今回は、ちょっとしたお知らせがあります。 ゴジツアーズ通信はスタッフ全員、ブログは私(加瀬)が書いております。これまではストックしてある文章を弊社のWEB担当者が更新後、加瀬へ更新の連額を送り、そのメッセージを受けた加瀬がSNSで告知してきました。 しかしながら、今後はリアルタイムな告知ができなくなる可能性があります。 私も含め、7月から9月末までは現場の仕事が忙しくなる時期に入ります。特に加瀬は電波の届かない秘境へ向かうことが多々あり、そもそもネットに繋がらない可能性もあります。 Blogとゴジツアーズ通信は結構な本数を書き溜めていますので、SNSでの告知は出来なくなりますが定期的に更新されます。 ですので、続きが気になる方は、数日ごとに気が向いたタイミングでふらりとこのサイトを覗きに来てくださいませ。 今後ともよろしくお願いします。 過去の記事へ
ゴジツアーズ通信 2026年7月13日 【日本―パナマ間に直行便が就航。】 2つの文章のパターンを掲載しました、お好きな方をご覧ください。 一般的な文章はコチラ 1. 航空輸送に係る法的枠組みの合意 2026年7月3日、駐日パナマ大使館にて国土交通省とパナマ航空当局による署名式が執り行われました。本合意により、以下の枠組みが確立されています。 空港乗り入れの拡大: 羽田空港を除く、成田、関西、中部を含む日本国内のすべての空港とパナマ間の定期旅客・貨物便の相互就航が可能となりました。 コードシェア(共同運航)の自由化: 第三国の航空会社を経由する形態を含め、コードシェア便の運用が全面的に自由化されました。 2. エアラインの動向 2025年9月の首脳会談において、パナマのハビエル・マルティネス=アチャ外相が全日本空輸(ANA)代表者と面談を行っております。これを受け、ANAはアジアから中南米への玄関口としてパナマの戦略的価値を評価しており、直行便開設に向けた検討が水面下で進められています。 3. 今後の展望と期待されるメリット 現在、日本とパナマを結ぶ定期直行便は存在しません。今回の枠組み締結は、両国間のアクセスを劇的に変える大きな転換点となります。 ハブ機能の強化: パナマは「アジアと中南米を繋ぐ空のハブ」としての地位を確固たるものにすることを目指しています。 次なるステップ: 今後は、成田空港を最有力候補地とした具体的な就航時期の選定、および各航空会社による路線の詳細交渉へ移行するものと予測されます。 今後も新しい情報が入り次第、随時お届けしてまいります。 子供だってわかる!はコチラ 日本とパナマの間に直行便ができる可能性が出てきたよ!…
ゴジツアーズ通信 2026年7月5日 【ブラジル対日本戦を終えて】 先のワールドカップ、日本対ブラジル戦。日本代表の健闘及ばず、非常に残念な結果となりました。 試合後のブラジル国内は、まさに国中が揺れるような熱狂に包まれました。今回、ブラジル在住の知人が送ってきた現地の様子を共有しますので、ぜひご覧ください。 https://www.facebook.com/share… 過去の記事へ
2026年7月3日 「大宮でも荷物は見つかりませんでした」と言われた瞬間、私は完全に諦めた。 こういう時の私は、とにかく損切りが早い。 私の人生の主軸は「頑張らない、無理しない、諦める」である。まあ人生、何とかなるだろう。最悪、命までは取られない。死ななかったんだからオールOK。そういう「諦め力」こそ、人生を楽にする一番の武器なのだ。 幸いパスポートもカードもある。海外のATMで現地通貨を下ろせば、身一つでも南米やアフリカの過酷な旅くらい何とかなる。そう言い聞かせ、私は一切の無理な捜索を打ち切った。 西日暮里からスカイライナーに乗り、開き直ってお気楽に成田空港へ向かう。 成田に到着後、そろそろあの電車が終点に着く頃合いを見計らい、空港内のJR窓口へ立ち寄った。一応、最後の生存確認である。 すると、駅員が驚くべき言葉を口にした。 「……あ、荷物、ありましたよ。大宮駅に保管されています」 どうやら大宮で発見されたが、私が確認した時と、発見の連絡に時差があったらしい。どちらにしても、無事に見つかったのは嬉しい限りである。 <前回の日記 次回の日記> 過去の日記へ
2026年6月29日 発車する電車の窓越しに、取り残された自分のリュックを見送るという失態を演じた。 幸い、スマホと財布、パスポートだけは身に付けている。だが、リュックの中にはノートPC、一眼レフ、そして日本円にして約40万円相当の外貨が入っている。なかなかの大金だ。背筋が一気に凍りついた。 テレビスタッフに「悪い、急用!」とだけ言い捨てて電話を切り、駅員に泣きつく。6つ先の「小山駅」でチェックしてくれるというが、待っていられるはずもない。私は次の電車に飛び乗り、小山へと向かった。 移動中の車内、駅員から無慈悲な電話が鳴る。通常は電車内で電話に出ることはないが、周囲には人も少ないし、何より緊急事態だ。 「小山駅では見つかりませんでした」 ……終わった。宇都宮から小山の間で、誰かに持ち去られた可能性が高いという。次は大宮駅で再チェックするというが、期待は薄い。未知の動物を求めてアフリカへ飛ぶ前に、まさか日本で全財産を失う恐怖を味わうとは。私は小山から新幹線へ乗り換え、大宮へ先回りした。 だが、大宮駅の窓口でも無情な宣告を受ける。 「大宮でも発見できませんでした」 この先は都心に入る。乗客は膨れ上がる。ダブルチェックをすり抜けたバッグが、これ以上先で見つかるとは考えにくい。私はここで、完全に腹をくくった。 <前回の日記 次回の日記> 過去の日記へ
もしかして、こちらをお探しではありませんか? 過去の日記へ
2026年6月26日 世界一周の旅路を語る前に、私がアホすぎるゆえに起きた大ハプニングについて書いておかねばなるまい。これからアフリカなどの秘境に行こうという人間が、日本国内でこれである。 私は栃木県の北部に住んでいる。成田空港への道中、まずは宇都宮駅へと向かった。 ホームに上がると、始発の電車が止まっていた。車内はガラガラ。私は端っこの席を選び、荷物をドサリと置いて席を確保した。 その時、私のスマホに某『イッテQ!』のスタッフから電話が入る。 次のロケについての打ち合わせだ。車内で喋るのはマナー違反なので、荷物を置いたまま、ワイヤレスイヤホンをつけてホームへと出た。 そして、事件は起きた。 喋りに夢中になっている私の目の前で、プシューと電車の扉が閉まり、私の荷物を乗せたまま、ガタゴトと発車してしまったのだ。 完全なる私のミス。私が乗る予定の、1本前の電車だった。 <前回の日記 次回の日記> 過去の日記へ
2026年6月22日 私も人間だ、褒められて嫌な気分になるわけがない。キャバクラや風俗にはとんと興味がないが、女性にちやほやされるのはどうにも弱い。嬉しくて舞い上がり、調子に乗って、結果として「優秀なATM」として機能し続けてきたのが私の人生だ。男とは何歳になっても悲しい生き物である。早くこの業から離脱したいものだ。 そんなATM体質のおっさんが、数年ぶりに再開する日記のネタとして選んだのは「世界一周」である。 世界一周といっても、現代風に飛行機でポンポンと巡るだけだが、再開一発目としてはなかなかのインパクトだろう。 今回のルートは、日本を皮切りに台湾、トルコ、ギリシャ、キプロス、エジプトを抜け、野生の王国アフリカ(ジンバブエ、ザンビア、ボツワナ)へ。そこからアメリカを経由して帰国する。そして旅の締めくくりには、ANAが誇る最高峰のビジネスシート「THE Room」を初体験する計画だ。 そう、鋭い方はお察しの通り、今回はビジネスクラスでの世界一周である。若干自慢っぽくてイライラするかもしれないが、ATMとして搾取され続けた男の、ささやかな人生の報われだと思ってご了承いただきたい。 <前回の日記 次回の日記> 過去の日記へ
2026年6月20日 20年前にコスタリカの底辺ブログを挫折した私だが、今、もう一回やってみようかなという気持ちになっている。 ぶっちゃけ、今はAIという便利な相棒がいるからだ。 かつて私の脳みそと貴重な時間をゴリゴリと削っていた面倒な編集作業の大部分を、こいつが肩代わりしてくれる。これなら手間もかからないし、お気楽に再開できるというものだ。 というわけで、いつまで続くかは私の気分次第だが、ここ「ゴジツアーズ」のホームページをお借りして、再び日記(あるいは旅行記、あるいはただの徘徊メモ)を書いていこうと思う。 しかし続くかどうかの自信は、正直ない。今回の日記も前回から2週間以上空いている。まあ、これでも色々と忙しいのですよ。 50を過ぎたおっさんの日常が、一般的な旅行客の方々にとって1ミリでも面白いものだとは到底思えない。普通のキラキラした海外旅行記を期待した人には、先に謝っておく。すまない。 私の日常は普通の人に比べれば「ちょっと変わっている(直球で言えば、変)」らしい。自負も自覚もなく、私自身は自分のことをその辺に転がっているただのオッサンと思っているのだが、刺さる人にはトゲのように刺さって楽しんでもらえたら――そんな淡い期待を抱きつつ、書いてみることにした。 それでは皆様、気長に付き合ってほしい。今後ともよろしく。 <前回の日記 次回の日記> 過去の日記へ